Furoshiki Mignon

耳の聞こえない人に風呂敷を教えました

耳の聞こえないお客様が来られました。

耳聞こえなくてごめんね。って手話で言っているのがわかりました。
私も、手話わかんない!ごめんなさい。って紙に書いて見せました。

飾っていた風呂敷を見て、
この結び方を教えて欲しいと言われました。

結び方を教えているときに、なんだ風呂敷には言葉はいらないのか〜と思いました。困ることは何もなく、すごくスムーズに教えることができました。

結局2時間以上、お話ししていました。
たっくさんお買い物してくれて、
風呂敷頑張ってね応援してるって言ってくれました。
なんとなく、それはわかりました。

その方も愛媛出身だそうで、
私のプロフィールを見て、喜んでくれました。
愛媛からきたの?ひとりで?えらいね!って。
あなたの方がよっぽとえらいわって言いたかったけど、なんで?って言われそうだったのでやめました。

買ってくれたふろしきたちは、チェコのご友人の元に旅立ちます。
私とお客様は、筆談ができるけど、チェコのご友人とわたしは、きっと言葉が通じないね。

聞こえる聞こえない、言葉が通じる通じない、とか、自分と相手がいるから分かることです。私だって、みんなみたいに、なんでもできないよ。言いたいことも言えなかったりするし。そのエネルギーが、制作や企画に向かったりする。

みんな得意なことと苦手なことがある。
なんでも持っている人ほど、なんにもない私には勝てないよ。

ふろしきはどんな相手とでも心を結んでくれます。わたしもふろしきみたいに人の役に立てるようにがんばります。いつかまた再会できますように。

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